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最上三十三観音「第七番札所 岩波観音」

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岩波観音

新福山 般若院石行寺

山形の市街から東南にある西蔵王高原の道筋、小立の集落から2キロ余りのところにバス停岩波があり目の前から参道の石段がある。
観音堂は銅ぶき宝形造りで、現在のお堂は明治11年改築された。かつて竜山には三百坊の天台修験があったと伝えられており、石行寺はその元締めの寺という名利である。
本坊納経所は地方色豊かな民家風の建物だが、手入れのゆき届いた庭園はすばらしい。とくに春の筍狩りに訪れる人が多い。
寺宝に大般若経114巻の写経本がある。書写したのは僧侶と富裕な農民であるが、奥書に戦乱の世をなげき、平和を祈願し、農民の生活の安定を念じている。
写経の功徳によって人の幸せを願うのは、巡礼による心経や観音経の書写を納めることと相通ずるものであろう。
三百坊は竜山の山項近く、神尾集落の近くに栄えた修験の道場で、鎌倉中期に幕府の命により閉山されている。
西行法師の出羽紀行「山家集」に”出羽国に越えてたきの山と申す山寺に侍リける”とあり、有名な歌”たくひなきおもひ出羽の桜かなうす紅の花のにほひは”と詠んでいる。たきの山とは竜山のことである。

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