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最上三十三観音「第九番札所 松尾山観音」

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松尾山観音

金峰山 松尾院

蔵王への表登山口である半郷(旧国道13号線)の集落をのぼりつめたところに納経所の松尾院があり、その前から左手へ石の鳥居のあるところから松尾川に沿って入ったところに観音堂がある。
堂前には天然記念物に指定されている大きな桂と彼岸桜がある。堂宇は室町末期に建立されたといわれる老朽化したものだが、屋根だけはカヤ不足のために銅ぶきになっている。
回廊のない男性的な建築で、山岳仏教が花開いた室町時代の代表的なものだという。
のちになって山形城主斯波兼頼が、この地に山地を寄進して整備したのだが、応永年間(1394〜1427)に盗賊が三尊を盗み出して半郷から成沢まできたところ豪雨にあった。そこで仏罰をおそれて三尊を残して逃走した。
里人はこれをひろい戻して堂内に安置したのだが、阿弥陀如来だけは洪水で流失してしまったと伝えられる。
お祭りのときに奉納される松尾囃子があるが、これは元禄のころよリ伝わるもので市の無形文化財に指定されている。

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